Stand in line
日本のテレビや雑誌などで「行列が出来るレストラン」みたいなのが紹介されたり、新製品が発売される度にヨドバシカメラあたりで行列に並んでは「即日ゲットしたぜっ!」とかいう類の自慢ブログ(笑)を読んだりすると「日本人ってどうしてああも並ぶのが好きなのかねえ?」と同じ日本人ながら不思議に思うわけですが、今日はアメリカ人も実は行列が好き(?)な話。
アメリカのレジは異様に列が長い。といっても、どこも大繁盛ということではなくて、単にお客も店員も「少しでも早く列を進めよう」という意識が低い(というか、たぶんゼロ)ものと思われます。
まず第一に、おしゃべり大好きなアメリカ人は、レジでも店員とあれやこれやとおしゃべりします。後ろにどれだけ人が並んでいようが、あまり気にする様子はないように見受けられます。いやそれどころか「遅いなあ、この人」と思って迂闊にその人と目を合わせようものなら、話の中に加われといわんばかりにがしがしと話しかけられて余計に時間がかかります(笑)。
これに加えて、支払いの8割以上がクレジットカード。$5だろうが$10だろうがクレジットカード。さすがにクレジット社会なのでそれなりに手際は良いとはいえ、日本で現金払いしているのに比べると、やっぱり時間がかかります。
といって、小額ならともかく、ある一定以上の額を現金で払おうとすると、偽札かどうかチェックしたりするので、さらに時間がかかることに・・・(笑)。現金に関しては、日本のスーパーのレジのおばちゃんのような神業的な速さでさばく人なんてまずいません。というか、日本のスーパーのおばちゃんのあの処理能力の高さにはH1Bビザ(米国では採用することができない特殊な技能を有する専門職に発給される労働ビザ)を発給してもいいんじゃないかと思う今日この頃です。
さらにごく一部ですがチェックで払う人がいます(やれやれ・・・)。$10くらいをチェックで払う人とか、もうほんと勘弁して欲しいところです。
そんなわけで、日本では「おさいふケータイ」も出始めて、レジシステムはますます複雑かつ高速化され、単位時間当たりの処理能力の最適化が日々行われているようですが、アメリカではまったく改善の気配がありません。
予断ですが、スーパーのレジをプロセッサにたとえると日本はCISCっぽいです。日本では1つの処理ユニットで多種多様な決済方法を提供しつつ(クレジットカード、専用カード、ギフト券、現金)さらに便利な決済方法(Suica、おさいふケータイ)を提供して処理能力を上げようとしてます。一方アメリカはRISC的。「ここはカード専用、ここは現金専用、ここは商品が10個以下」という風に、ユニットあたりの処理は簡素化して、そのかわりレジを20個くらいどかーんと並べてます。あと、アメリカのレジでは「レジを打つ人」と「商品を袋につめる人」の二人がレジに並ぶというパイプライン方式が採用されているところが多いですね。
ま、今のところ、レジにおける処理能力のベンチマーク結果はCISC対RISCの結果と同様となってますが(笑)。特にそろばんと九九で鍛えられたおばちゃんの一時記憶能力(=キャッシュメモリ)の性能はRISC陣営を圧倒していると思います。いや、というかレジのおばちゃん自体がスーパースカラーアーキテクチャーで動作してるんだな、きっと。
まあそもそも、20個レジがあっても5個しか開いてないとかいうことがほとんどだったりするので、処理能力が上がるはずもないのですが・・・
Comments
どうも。invitation ありがとうございます。さっそくトラップを通り抜けてアカウント登録させていただきました。
ところで、レジですが、アメリカは日本ほどとはいかないまでもまだせっかちな方かと思ってましたがやはり違うんですね。
しかも日本のレジの馬鹿丁寧さは外国のスーパーを利用して改めて痛感します。おつりを両手で差し出し、手を前に添えておじぎをする様なんて外国人は腰をぬかすんじゃないでしょうか(笑)
その馬鹿丁寧さがありながら高い処理能力があるところにすごく感心するわけですが(笑)。
アメリカのレジは、丁寧さはないけど概してフレンドリーですね。もっとも、時々すっごく無愛想な人もいますけど・・・まあ、そういう例外があるのは日本も同じですね。